草の根・人間の安全保障無償資金協力「聖母ナザレー産科新生児科病院機材整備計画」供与式
令和7年5月8日
2025年4月15日、ロライマ州ボアビスタ市にて、宮川雄一総領事は、アントニオ・デナリウム/ロライマ州知事、アジウマ・ルセナ/同州保健局長と共に「聖母ナザレー産科新生児科病院機材整備計画」の供与式に出席しました。
日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて本案件に77,410ドルの資金協力を行いました。購入された機材が市民により良い医療を提供する一助となることを祈念します。
案件名：聖母ナザレー産科新生児科病院機材整備計画
被供与団体：ロライマ州保健局
供与式実施日：2025年4月15日
供与額：77,410米ドル
計画内容：草の根・人間の安全保障無償資金協力は、日本政府が行う政府開発援助（ODA）の一部として拠出されています。本計画では、ロライマ州立聖母ナザレー産科新生児科病院に医療関連機材一式を整備することにより、ベネズエラからの避難民の患者増加に対応するとともに、同患者及びブラジル人患者に対しての医療環境の改善に寄与します。
在マナウス日本国総領事館はこれまでに、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、管轄4州（アマゾナス州、ロライマ州、アクレ州、ロンドニア州）において、総額約400万ドル（53案件）の資金協力を行っています。
当館管轄州における過去の草の根・人間の安全保障無償資金協力案件については、こちらをご覧ください。
日本政府は、下記の通り、ブラジルにおけるベネズエラ避難民支援事業に1.1千万ドル以上の資金を供与しています。
| 年 | 案件名 | 実施機関 | 供与限度額（USD） |
| 2019 | ベネズエラ難民・移民人道支援計画 | UNHCR | 3,680,000 |
| 2020 | ベネズエラ周辺国における避難民に対する緊急無償資金協力 | UNHCR | 2,500,000 |
| 2023 | ベネズエラ難民・移民に対する保護、人道支援及び社会経済的包摂確保計画 | UNHCR | 1,750,000 |
| 2024 | ベネズエラ難民・移民に対する保護、人道支援及び社会経済的包摂確保計画 | UNHCR | 9,000,000超※ |
| 2024 | ベネズエラ難民及び移民女性の生活向上及び社会経済的包摂促進計画 | UNHCR | 750,000 |
| 草の根・人間の安全保障無償資金協力 | |||
| 2019 | 聖母ナザレー産科新生児科病院機材整備計画 | ロライマ州保健局 | 77,410 |
| 2019 | ロライマ州ボア・ビスタ市ベネズエラ避難民のための機材整備計画 | ワールドビジョン・ブラジル | 42,926 |
| 2019 | 福者ジョアン・バチスタ・スカラブリニ移民の家改修・拡張計画 | マナウス大司教区カリタス | 121,734 |
| 2021 | ロライマ国際技能育成センター改修・太陽光発電システム整備計画 | アドラ・ロライマ | 92,276 |