宮川雄一総領事着任挨拶

令和6年9月10日
 
    この度、在マナウス日本国総領事として9月10日に着任しました、宮川雄一(みやがわ ゆういち)です。

    私は外務省に入省して以来、海外においては、一貫してポルトガル語圏及びスペイン語圏で勤務してきました。中南米においては、ブラジル(リオデジャネイロ)、ボリビア、ベネズエラ、パラグアイ(エンカルナシオン)、ホンジュラス、また、他の地域では、ポルトガル、アンゴラです。

    この度、ブラジルで約30年ぶりに勤務することとなり、心より嬉しく思っております。これまで赴任した地域においては、多くの日系人の方々が、数多の苦労や困難を乗り越え、信頼を得て各社会に貢献されていました。在マナウス日本国総領事館の管轄地域においても、多くの日系人の皆様が様々な分野で御活躍されており、深く敬服いたします。

    私の職務における重要課題として、在留・渡航邦人の皆様の安全確保、移住者・日系社会及び日本企業への支援と連携に、全力を尽くして取り組んでいく所存です。

    早急に多くの日系社会、日本企業の皆様にお目にかかりたいと思っております。前任の荻野総領事が目指していた「顔の見える総領事館」、私としましてもこれを志して参ります。

    北西部最大の都市であるマナウス市、アマゾン川を中心とした広大な自然、環境・気候変動分野における日本との連携、マナウス・フリーゾーンにおける進出日本企業の活躍など、この多様性に満ち溢れた魅力ある地で勤務させていただくことを大変光栄に感じております。

    2024年は、5月に岸田総理のブラジル、パラグアイ訪問、11月にブラジルでG20、ペルーでAPECが開催されるなど、日本との活発な要人の往来もあり、中南米イヤーといえる年です。

    この一連の流れを活かして、2025年の「日・ブラジル友好交流年」においては、両国関係のさらなる深化に向けて、実り多き一年になるように誠心誠意努力いたします。

    一生懸命頑張りますので、何卒よろしく御願い申し上げます。

在マナウス日本国総領事
宮川 雄一