海外安全対策情報(令和元年7月~令和元年9月)

2019/10/29
在マナウス日本国総領事館
 
海外安全対策情報(令和元年7月~令和元年9月)
 
1 治安情勢
 マナウス市における2019年7月~9月の犯罪認知件数合計は25,175件(約273件/1日当たり)で,2019年4月~6月との比較にて+5.7%(1,458件増)と,微増となっております。
そのうち最も身近で警戒が必要な殺人・強盗・強盗殺人・窃盗事件の発生件数合計は21,235件(約230件/1日当たり)で,全体の犯罪の84%を占めておりますので,予断を許さない状況が続いております。
 
2 今回のポイント
(1)セントロ地区で多数の強盗等が発生しており,観光地(アマゾナス劇場横)周辺でも銃撃戦が発生しております。
(2)パルキデス地区にて強盗事案が発生しております。
(3)市公共バス,企業従業員バスにて強盗が発生しております。
 
3 邦人の被害事案
 該当事案なし。
 
4 邦人以外の被害事案
(1)7月2日(火)午後4時50分頃,パルキ・デス地区の事務所兼住宅に武装した4人組の強盗が押し入り,中にいた家族3人を縛り,貴重品及び電化製品等を奪い逃走しました。被害総額は不明ですが,家族は無事の模様です。
  州軍警察によると,強盗は同所で多額の現金取引があったことを知っており,現金を狙ったとみられていますが,既に銀行に入金済みであったということです。
 
(2)7月15日(月)午後,セントロ地区内アマゾナス劇場横にて,強盗犯2人組がバイクで逃走中に,パトロールの州軍警察に対して発砲したことから,銃撃戦が発生しました。
銃撃戦にて,強盗犯1人が被弾,逮捕されましたが,もう一人は逃走しました。他に負傷者はいなかった模様です。
 
(3)7月15日(月)夜間,セントロ地区内公園プラッサ・ド・コングレッソにて,通行中の男性(非番の刑務官)1人が強盗犯2人組に襲われる強盗未遂事件が発生しました。
 男性は銃を所持していたため,応戦し銃撃戦となりました。その結果,強盗犯達の内1人は死亡し,もう1人は警察に逮捕されましたが,応戦した男性も被弾し負傷した模様です。
 
(4)7月16日(火)午後11時頃,アドリアノーポリス地区にて,バイクタクシーを営む41歳の男が13歳の少女を強姦し逮捕される事件が発生しました。
 州軍警察によると,被害者は路上でバイクタクシーを呼び止め,乗車したところ、運転手は自宅に連れ込み犯行に及んだということでしたが。犯行後,被害者が警察に通報したため,男は逮捕,起訴された模様です。
 
(5)7月17日(水)午前中,パルキ・デス地区アレシャンドレマグノ通り喫茶店にて,男性2人組が強盗に押し入り,うち1人が,その場に居合わせた何者かに銃で撃たれて死亡する事件が発生しました。もう1人の強盗は逃走した模様です。
 現場の証言によると,強盗が銃で店員を脅している際,突如発砲音が聞こえ,同時に強盗の1人が被弾していた模様です。
 
(6)7月25日(木)午後12時50分頃,セントロ地区マナウス港ラランジャ桟橋にて,男性(41歳)が強盗に襲われ被弾する事件が発生しました。被害者は被弾しながらもタクシーを拾い,病院に行きました。
 タクシー運転手は被害者の乗車に驚き,すぐに救急車を呼んだが到着が遅いため,そのまま病院に搬送したとのことです。
 現場で働く人達によると,今般ネグロ河沿いでは暴力事件が頻発しており,この前日には同地域で銃撃戦もあったようです。
 
(7)8月5日(月)午後7時50分頃,工業団地地区内ソリモンエス通り沿いコパッギ社にて,強盗グループが侵入し,警備員の銃器を強奪する事件が発生しました。
 6~8名の強盗グループは,拳銃を所持し警備棟の側面から侵入し,警備員2名(Polonorte Segurança da Amazônia社)から38口径の拳銃2丁を強奪した模様です。警備員1名は頭部を殴打され救急病院へ搬送されております。コパッギ社の被害については不明です。
 
(8)9月9日(月)午後2時,セントロ地区セッチ・デ・セテンブロ通りイタウー銀行にて,強盗グループ(人数不明)は,銀行に押し入り,2人の警備員を取り押さえ,犯行におよび,その後逃走しました。犯行手口や被害額等は不明です。
 
(9)9月30日(月)午後10時15分頃,アレイショ地区にて,運行中の市バス(14号線)に,3人組の強盗グループが乗り込み,乗客約20名の所持品を強奪し逃走しました。幸い怪我人はいませんでした。
 
5 テロ・爆弾事件発生状況
 該当事案なし。
 
6 誘拐・脅迫事件発生状況
 該当事案なし。
 
7 日本企業の安全に関わる諸問題
 8月29日(木)午前4時40分頃,タンクレード・ネーヴィス区アレアウ通りにて,工業団地地区内の日系企業従業員の通勤バスが通行中に,3人組の強盗グループに襲われ,運転手と乗客の従業員全員の所持品が強奪される事件が発生しました。怪我人は出ておりません。
 通勤バス業従事者組合副会長の証言によると,今年に入って工業団地地区内企業の従業員バスは100回以上強盗に遭っているということで,同地区では同じ週で二度目だといいます。
 犯行手口としては,バスに石を投げつけ停車させる,スピード低下用の「ロンバーダ」(路上のコンクリート高盛り)で通過車両が低速度になっているところを狙うということです。