海外安全対策情報(2018年7月~9月)
平成30年10月12日
在マナウス日本国総領事館
領 事 班
領 事 班
海外安全対策情報(平成30年7月~9月)
1 治安情勢及び犯罪の傾向
マナウス市における2018年7月~9月の犯罪認知件数合計は29,245件で,前年同期比-5.4%(1,670件減)となっております。一般生活に最も身近で警戒が必要な強盗・強盗殺人・窃盗事件の発生件数合計は月平均約6,682件(約215件/1日当たり)で,依然として高い水準で推移しています。
2 邦人の被害事案
該当事案なし。
3 邦人以外の被害事案(在留邦人の居住地区等関連のみ抜粋)
(1)7月31日(火)19時40分頃,マナウス市ペトロポリス地区アンドレ・アラウージョ大通りに所在する国立アマゾン研究所(INPA)前のバス停にて強盗殺人事件が発生しました。バイクに乗った二人組の強盗は,バスを待っていた被害者に対し持ち物(スマートフォン)を渡すよう要求しましたが,被害者が抵抗したため拳銃を発砲。その後犯人組は逃走しました(被害者は病院に搬送されるも死亡)。
(2)9月29日(土)午前,マナウス市セントロ地区に所在するアマゾナス劇場の駐車場にて強盗未遂及び銃撃事件が発生しました。上記劇場付近で巡回を行っていた警備員は,同駐車場で2名の観光客(女性)から携帯電話を強奪している様子を目撃。すかさず一喝するも同犯人が逃走を図ったため,警備員は拳銃を発砲し,犯人の右脚に命中しました(犯人は現行犯逮捕)。
4 テロ・爆弾事件発生状況
該当事案なし。
5 誘拐・脅迫事件発生状況
該当事案なし。
6 日本企業の安全に関わる諸問題
9月18日(火)22時頃,工業地区ジャバリ通りに所在する企業(Positivo Tecnologia da Amazônia ※通信系)前路上にて携帯電話を輸送中のトラックを狙った強盗事件が発生しました。覆面4人の犯人組は別々に乗っていた2台の車両でトラックを包囲。異変に気付いたトラックの警備員2名が降車したところ,犯人組がいきなり発砲したため,そのまま銃撃戦へと発展。その後犯人組は逃走しました(警備員2名は被弾したものの命に別状は無く,その他物的被害なし)。