海外安全対策情報(平成29年7月~9月)

平成29年10月20日
在マナウス日本国総領事館
領 事 班
 
 
海外安全対策情報(平成29年7月~9月)
 
1 治安情勢及び犯罪の傾向
 マナウス市における2017年7月~9月の犯罪認知件数合計は30,915件で,前年同期比+14.4%(+4,476件)となっております。また1月~9月までの犯罪認知件数総計は79,493件で,前年同期比+6.3%(+4,727件)といずれも増加しております。治安当局の取締り強化等によって,これまで減少傾向であった犯罪件数も,8月~9月にかけて急激に増加しており,予断を許さない状況です。また,日常生活において最も身近で警戒が必要な強盗事件の発生件数は,月平均約3,564件(約114件/1日当たり)と,依然として高い数値を保持しており,十分な注意が必要です。
 
2 邦人の被害事案
 該当事案なし。
 
3 邦人以外の被害事案(在留邦人の居住地区等関連のみ抜粋)
(1)7月1日(土)深夜,マナウス市アドリアノポリス地区ウンベルト・カルデラーロ通りに所在する路面店(マットレス販売店)に同通りを走行中の車両から店内に向け,合計4発の銃弾が撃ち込まれました(車両はそのまま逃走)。
 
(2)7月26日(水)午後8時頃,マナウス市アドリアノポリス地区マナワラ・ショッピングセンター2階宝石店にて強盗事件が発生しました。武装した4人組の強盗は同宝石店(Orum)へ侵入し,店内にあった貴金属を奪い逃走しました(被害詳細不明)。犯行時,強盗犯は威嚇発砲を行うも,幸いにも負傷者は発生しませんでした。
 
(3)8月7日(月),マナウス市アルヴォラーダ地区に所在する少年院(Centro Socioeducativo Dagmar Feitosa)にて,収容者34名の脱獄事件が発生しました。脱獄後直ぐに22名は再逮捕されましたが,その他12名は逃亡しました。
 
(4)8月29日(火)午前12時30分頃,マナウス市セントロ地区エンリケ・マルチンス通り沿いの路面販売店エリアにてスリ(女性から携帯電話を窃取)を行い逃走中の窃盗犯に対し,同犯を追跡する軍警察官が拳銃2発を発砲しました。そのうちの1発は路面販売店業者の右腕に命中し(別の1発は近くに駐車されていた車両に命中),その後犯人は逃走しました。被弾した被害者の命に関わる身体への影響はありませんでした。
 
(5)8月30日(水)午後3時45分頃,マナウス市ノッサ・セニョーラ・ダス・グラッサス地区ヒオ・タラウアカ通りに所在する美容室(Sempre Bella)にて殺人事件が発生しました。カップルを装い同美容室へ入店した男女2人組は,被害者となった従業員を指名(顔と名前の一致を確認した模様)した後,男が被害者に対し拳銃4発を発砲,同2人組はバイクに乗って逃走しました。
 
4 テロ・爆弾事件発生状況
 7月23日(日)午前8時頃,マナウス市ノッサ・セニョーラ・ダス・グラッサス地区ジジャウマ・バチスタ通りに所在するブラジル銀行にてATM爆破事件が発生しました。5人組の強盗は店内へ侵入し,ATM3台を爆破(酸素ボンベを使用した手製爆弾)。中にあった現金60万レアルを奪って逃走しました。
 
5 誘拐・脅迫事件発生状況
 該当事案なし。
 
6 日本企業の安全に関わる諸問題
 該当事案なし。
以 上