治安情報:セントロ地区にて発生した集団脱獄事件について

平成29年2月28日
在留邦人の皆様へ
 
在マナウス日本国総領事館
領 事 部
 
治安情報:セントロ地区にて発生した集団脱獄事件について(2017年第17号)
 
1 事件の概要
 報道によると,2月25日(土)の午後11時30分頃,マナウス市セントロ地区に所在する刑務所(Cadeia Raimundo Vidal)にて,囚人14名の集団脱獄事件が発生しました。脱獄した内の5名は既に逮捕ないし死亡(内2名は逮捕,内3名は射殺体で発見)しましたが,9名は逃亡中で,その中には強盗,殺人,麻薬密売などの凶悪犯も含まれており,現在,当局が一体となって捜査を進めている模様です。
 
2 総領事館からのお願い
(1)報道等により最新の情報入手に努めるとともに,周囲の状況に注意を払い,不測の事態に巻き込まれることのないよう十分注意してください。
 (2)脱獄犯は現金などを所持していないことが考えられるため,強盗や誘拐などの二次犯罪を犯す可能性があります。銀行から現金を引き下ろす際の周囲の警戒や,可能な限りグループで行動する,大きな鞄は持ち歩かない,外出時は周囲に気を付ける(特に警戒心が緩む帰宅の際は注意が必要),など十分な注意が必要です。
(3)万が一、被害に遭われた場合は、生命の安全を第一に考え行動して下さい。
 ・慌てず冷静に対処する(急な動作で相手を刺激しない)。
 ・絶対に抵抗をしない。
 ・相手の顔を直視しない(抵抗の意味で顔を覚えられたと捉えられる)。
 ・反撃すると誤解されないように、相手に無断でポケットや鞄などに手を入れない(両手を挙げた体制からポケットに指を指す工夫など)。