治安情報「マナウス市北部近郊にて発生した集団脱獄事件について」(その3)

平成29年1月17日
平成29年1月16日
在留邦人の皆様へ
在マナウス日本国総領事館
領 事 部 
治安情報「マナウス市北部近郊にて発生した集団脱獄事件について」(その3)
 
1 事件の概要
(1)ブラジル国内では,1日(日)のマナウス市近郊で起きた刑務所施設での虐殺脱獄事件を皮切りに各州で同種事件が頻発しており,犯罪組織間の争いの激化が懸念されております。

(2)脱獄事件後,脱獄犯数は184名と報道されておりましたが,最新の報道では225名に変移しております(内80名が再逮捕,145名が逃亡中)。

(3)1月10日(火),アマゾナス州及びロライマ州の両州政府からの要請に応じ,各州へ国軍兵士100名ずつが派遣されました。国軍兵士はそれぞれの州で治安及び刑務所システムの回復・維持(アマゾナス州では逃亡者の捜索も)の応援任務にあたっています。

2 総領事館からのお願い
(1)犯罪者は標的を選びます。被害者(強盗に遭遇しないため)にならないための対策を心掛けましょう。
    ・周囲に溶け込む服装(アクセサリーも控えめに)を心がける。
    ・大金を持ち歩かない。(被害を大きくしないために。)
    ・貴重品は見せない。(スマートフォンも見せない。)
    ・警戒心を持って(かつ出来れば集団で)行動する。  
    ・夜間の外出は控える。
    ・市外,郊外等へ移動する際は単独での行動は控える。

(2)銃撃戦に巻き込まれた場合 ・まずは「逃げる」。冷静さを保ち,安全な場所に退避する。
    ・もし「逃げる」ことができなかった場合,次に「隠れる」。犯人と自身の経路上に障害物を置き,伏せて身の安全を確保する。かつ安全を確保しながら退避するチャンスを伺う。(立っていると受ける面積も大きくなり,被弾する可能性も高くなります。)
(3)今後各所で組織間の争いの激化も予想されます。報道等により最新情報の入手に努めるとともに,周囲の状況に注意を払い,不測の事態に巻き込まれることのないよう十分注意してください。
以 上