荻野総領事の新年のご挨拶

令和5年1月2日
 
  新年おめでとうございます。 
 
  マナウス日本国総領事館ホームページにお越しいただき、ありがとうございます。 
 
 
  通常ですと、マナウスは11月頃から雨季が始まると言われていますが、昨年は少し遅れていたようです。それでも、12月後半から雨が降るようになり、暑さも少し和らいでいます。 
 
  マナウスに着任して1年7か月になりました。 
  これまでの皆様のご支援・ご協力に感謝申し上げます。 
 
  コロナ禍も先が見えてきたでしょうか。 
  まだ油断はできません。 
  邦人の皆様には、引き続きタイムリーな情報発信を心掛けてまいります。 
 
  昨年は、参議院議員選挙の機会に在外投票を実施しました。在外選挙人登録申請がまだお済みでない方は、次回の在外投票に備えて、申請をお願い致します。 
  私の着任後、ポルト・ベーリョ(2回)、パリンチンスで領事出張サービスを行いました。
 
  当館が担当している地域は日本の約6倍と広大です。マナウスにお越し頂くのは容易ではありません。
  これからも、事情の許す限り、領事出張サービスを行って参ります。 
 
  これまでに、16社の日本企業を訪問させていただきました。 
  どちらの企業にお邪魔しても、日本企業の方々が従業員一人々を大切に育て、そしてそれぞれの企業理念、お考えを従業員にしっかりと伝え、ブラジル経済の発展に貢献されていることに深く感銘しました。物流コストの高騰など、コロナ禍の逆風はまだ収まっていませんが、懸命に頑張っている日本企業を当館も出来る限り支援してまいります。
  今年は、マナウスに工場をお持ちの日本企業で、まだお邪魔していない会社を全て訪問させていただき、直接、現場のお話をお伺いしようと思っています。 
 
  昨年は、アクレ日伯協会が新たに立ちあがり、アサヒ移住地の自治会が再結成されました。また、エフィジェニオ・デ・サーレスを始めとする3つの移住地で盆踊りが再開されたほか、マナウスでは第2回ジャングル・マツリが開催され、20、000人を超える方が訪れてくれました。ボア・ビスタ、ポルト・ベーリョ、パリンチンスでも日伯協会が日本のプレゼンスを示してくれています。
  日系社会の力強さに感謝するとともに、これからも当館は日系社会を全力で協力します。 
 
  こうした日系社会を支えているのが日本語教育です。昨年は石川県国際交流協会から日本語教材を寄贈いただき、各地の日本語教育機関に寄付しました。石川県のご協力にお礼申し上げるとともに、石川県から多くの方が西部アマゾン地域に移住されたご縁を改めて思い出しました。
  当館も日本語教育を重視しています。昨年はマナウス、ポルト・ベーリョ及びエフィジェニオ・デ・サーレスで長年にわたり活躍されている日本語教師のみなさんを表彰しました。 
 
  ブラジルでは、新政権が誕生しました。 
  引き続き、日伯関係の推進に向けて努力してまいります。 
 
  日本の水際対策も随分緩和されました。 
  ブラジルの皆様、機会を見つけて是非日本にお越しください。
  当館では日本の魅力も積極的にお伝えしてまいります。 
 
  今年もどうぞ宜しくお願い致します。 
 

  在マナウス日本国総領事
  荻野 正裕