外国人渡航者に対するブラジル政府の入国制限措置について(続報)

令和3年12月17日
○ブラジル最高裁判所の決定により、ブラジル入国のためにはワクチン接種証明書の提示が求められておりますが、今般、国際航空運送協会(IATA)が、ブラジル政府の同措置に関する情報をそのウェブサイト上に掲載したところ、概要は以下のとおりです。
 
○ワクチン接種証明書の要件として記載されているのは以下のとおりです。
 ・出発時点で、最終接種日から14日間経過していること。
 ・ワクチンは以下のものであること。
  AstraZeneca(SK Bioscience)
  AstraZeneca(Vaxzevria)
  Covaxin
  Covieshield
  Janssen
  Moderna(Spikevax)
  Pfizer-BioNTech(Comirnaty)
  Sinopharm
  Sinovac
  SputnikV
 ・英語、ポルトガル語またはスペイン語のいずれかで記載されていること。
 
○上記規定は、12歳未満の乗客や、医学的理由からワクチン接種を受けることができない旨を記した医師の書簡(英語、ポルトガル語、スペイン語)を帯同している乗客には適用されません。
 
※そのほか、PCR検査の陰性証明書または抗原検査の検出不可の証明書及び健康状態報告書(DSV)については、これまでどおりの要件の下で提示が必要となってます(詳細は下記参考2.ご参照)。
 
 
【参考】国際航空運送協会HP
IATA - International Travel Document News (iatatravelcentre.com)
 
(国際航空運送協会HP 要約)
 
1.過去14日間にボツワナ、エスワティニ、レソト、ナミビア、南アフリカ、ジンバブエに滞在した乗客は入国できません。
-これは、ブラジル国民および居住者には適用されません。
 
2.ブラジルに入国または乗り継ぎをする乗客は、次のものを提示する必要があります。
-最初の搭乗地から出発する最大72時間前に行われたCOVID-19RT-PCR検査で陰性。または、最初の搭乗地から出発する最大24時間前に行われたCOVID-19抗原検査陰性である証明書の提示。
証明書は、英語、ポルトガル語、またはスペイン語である必要があります。
-これは以下の方には適用されません。
-2歳未満の乗客
-同伴者と一緒に旅行する12歳未満の乗客。その同伴者は、陰性の抗原またはRT-PCRテスト結果を持っている必要があります。
-COVID-19RT-PCR検査が2回陽性の乗客。検査を少なくとも14日の間隔で実施し、2回目の検査は出発の72時間前までに実施する必要があります。最後の陽性反応以降に行われたCOVID-19RT-PCR検査において陰性または検出不可能なCOVID-19抗原検査の証明書。及び無症候性で飛行に適していることを示す英語、ポルトガル語、またはスペイン語のCOVID-19回復証明書。証明書には旅行日が記載されている必要があります。
 
3.ブラジルに入国または乗り継ぎする乗客は、最初の搭乗地から出発する少なくとも14日前に完全にワクチン接種されたことを示すCOVID-19ワクチン接種証明書を持っている必要があります。証明書は英語、ポルトガル語、またはスペイン語である必要があります。
受け入れられるワクチンは、AstraZeneca(SK Bioscience)、AstraZeneca(Vaxzevria)、Covaxin、Covieshield、Janssen、Moderna(Spikevax)、Pfizer-BioNTech(Comirnaty)、Sinopharm、Sinovac、SputnikVです。
-これは以下の方には適用されません。
-12歳未満の乗客;
-乗客が医学的にワクチンを接種できないことを証明する医師からの書簡を持っている乗客。証明書は英語、ポルトガル語またはスペイン語でなければなりません。
 
4.乗客と航空会社の乗務員は、最初の搭乗地から出発する最大24時間前に「健康状態報告書(DSV)」フォームに記入し、提示する必要があります。
フォームはhttps://formulario.anvisa.gov.br/にあります。
 
5.航空会社の乗務員は、次のフライトまでホテルの部屋で検疫の対象となります。
-これは、最初の乗船地点から出発する少なくとも14日前に完全にワクチン接種されたことを示すCOVID-19ワクチン接種証明書を持っている航空会社の乗務員には適用されません。