2008年5月
5月29日、マナウス市議会は今日までのマナウス市への貢献に感謝するため、同市議会の本会議場にて20名の日本人及び日系人の方々に対し表彰を行いました。
表彰式では、冒頭君が代及びブラジル国歌の斉唱に続き、市議会儀典長から「百年前の6月18日に日本人移民はカサト丸でサンパウロ州のサントス港に到着しました。当初、移住者は農業労働者として主にコーヒー園で働きましたが、過酷な労働以外にも、言語、文化、自然が異なるブラジルにおいて計り知れない苦労がありました。しかし、現在ではこれらの困難に打ち勝った日本人の多くが医療、技師、エンジニア、行政官としてブラジル社会で活躍しています。」との日本人のブラジル移住に関する歴史的な説明が行われました。
引き続き、マサミ三木議員、ジョゼ・リカルド議員等総勢7名が壇上に立ち、日本人の移民の苦労を述べつつ、ブラジルにおける貢献を高く評価するとともに、今回の表彰が日本ブラジル交流百周年の重要さを確信し、同表彰を通じて両国の関係が緊密化することを期待する旨のスピーチが行われました。
瀬川総領事は今回の市議会による表彰への感謝を述べつつ、日本人を暖かく迎えてくれたブラジル国民及び政府に対してお礼を述べました。
今回表彰されたのは次の20名の方々です。(順不同、敬称略)
・錦戸 健 (西部アマゾン日伯協会会長)
・鶴西 幸博(アマゾナス日系商工会議所会頭)
・ジェルソン・ナカジマ(アマゾナス州連邦大学副学長)
・ニーロ・ヒグチ(国立アマゾン研究所(INPA)研究者)
・ジョージ・ナイトウ(元アマゾナス民事警察幹部)
・村山 フジヱ(芸術指導者、日本文化週間の開催に協力)
・高野 欣弥(営農家、養鶏技術の向上)
・亀崎 満義(エフィジェニオ・サーレス農業協同組合組合長)
・テレーザ・コバ(エフィジェニオ・サーレス移住地日本語学校教師)
・武田 行洋(SBコメルシオ代表)
・陣内 衛(ATS代表)
・岡 一雄(カーサ・ホーマ代表)
・木場 貢(マナウスカントリークラブ創始者)
・野地 忠雄(イランドゥーバ旭自治会、農業功労者)
・宍戸 浩光(イランドゥーバ旭自治会、農業功労者)
・カズテル・ノグチ(空手指導者)
・アデルシー・マルオカ(アマゾナス州立職業訓練所(SENAI)所長)
・タツロウ・イジチ(タイ建設代表)
・山岸 照明(アマゾナス日系商工会議所前会頭)
・山下 明(INCO TOKYO代表)
(写真左)フェイトーザ市議会議長、来賓一同
(写真中)受賞者の方々
(写真右)受賞の様子